松葉杖を使うようになって2週間
今日午前中に歯医者へ行く時
「あれ?なんだか楽チン?
もしかして上達した??」と感じた(笑)
初めの数日は全身が筋肉痛だった
コツを教えられても
病院でスイスイ移動する人を見て真似しようとしてもうまく出来ない
それでも身体がかなり対応できるようになってはきたものの
体重をかけるせいで手のひらがすぐ痛くなる
手のひらが強くなるまでは辛抱かなと諦めかけたが昨日ふと思ったのだ
あ、握ってない!
支えるように手のひらに全体重をかけてばかりで握ってないわ!
握力使ってないわー!
で、しっかり握ることで手のひらの負担を軽くするようにしてみた
そうしたら杖をつく角度も変わり
安定感も全然違う!
みんながアドバイスしてくれてたことが
一気に理解できて繋がった。
私は運動音痴な子供だった
3月生まれのせいかもと気づいたのは
自分が子育てするようになってからだった
いつも徒競走でビリだったし
少年団や部活でもいつも補欠
が、実は運動音痴だと思い込んでいただけなのかもしれないとも思う
自信がない
積極的に挑まない
無難そこそこ出来ればいい
そんな気持ちが
ミスをしないことにだけ意識を向けて
上達しようと挑むことなんて考えられない子だった
ただ、大人になってミニバスの指導に関わった時に気付いたのだ
運動音痴なんじゃなくて
思考と身体の連動性が弱かっただけなのかもと…
子供達が運動しているのをみてると
色んなタイプがいることがわかる
天性で体幹や感覚が優れている子
見たり聞いたりしてすぐに身体動かせる子
少しずつ少しずつコツを掴んで上手くなる子
何回言っても出来なくて
出来ないけど諦めず繰り返していたら
ある時完璧に出来るようになる子
私は完全に最後のタイプだった
運動だけじゃなく
料理でも子どもの頃習ってたピアノでもなんでも「作業」というもの全般なのだ
言葉で説明されても正直サッパリわからない
自分なりにやって
ある時偶然出来て
その時初めてそれまでのアドバイスの意味がわかる
そーゆーことか!!
言っても聞かない
自分でやらなきゃわからない
失敗しなきゃわからない
昔からよく言われる言葉(爆)
親や近い友人は見ててヒヤヒヤ、イライラしたはずだ( ̄▽ ̄;)
人に伝える仕事をしていて
時折ぶつかること
「伝わらない」
事あるごとにめげそうになるんだけど
それでも繰り返し繰り返し伝えることで
いつか「わかる」人もいるんだと知っている
運動も作業も
心も思考もエネルギーも
同じなんだよなって
思い出せたのは
松葉杖のお陰だったのでした(〃ω〃)
☆自分で出来るその日まで☆